2010年12月18日
パブリックコメントについてのご意見

パブリックコメントとは?
パブリックコメント(Public Comment、意見公募手続)とは、公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいう。
公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ。
from ウィキペディア
以下、公民館廃止に関してのパブリックコメント制度について
掲載許可をいただいた意見です。
こういう不備があったために、今回は緊急で呼び掛けさせて頂くことになりました。
ぜひお読みください。
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私たちはより良いつくば市を創っていくには、行政と市民が共に協働して施策を作ることが、これからのつくば市にとって極めて大事なことだと考えています。
わたしは、市民と行政が共に施策をつくる制度であるパブリックコメントの手続きについて、また、パブリックコメントに寄せられた市民の意見が、今回の条例案に十分生かされていない、この2点について補足説明させていただきます。
公民館に関する基本計画案がパブリックコメントとして9月に意見を求められましたが、市民の意見集約も終っていない11月2日、市長がいち早く定例記者会見で「つくば市地域交流センター条例案」を12月議会に提出することを発表しました。11月24日が議会への請願書の締切日ですが、この段階ではパブリックコメントの実施結果は市民に公表されておりませんでした。
「パブリックコメント制度」というのは、「市民と行政が共に施策をつくる手続き制度」であります。
基本的な計画を策定する際には事前に案を公表して、市民の意見を聞き、寄せられた意見に対して市の考え方を公表し、それらの意見を考慮して最終案を作るという大事な手続き制度です。
意見を寄せた市民の声が反映されないまま「条例案」が上程されているのです。
集約結果が公表されたのは、議会開会日の11月30日のことでした。
このような条例案は、市民と行政が共に施策をつくる、とは到底言えず、行政に対する市民の不信感が募るだけではないでしょうか。
きょうの委員会には13団体という多くの市民団体が、公民館の行方を心配し慎重審議を求める陳情書が提出されています。
どうか市民の理解が得られるように本条例案を慎重審議し継続審議をお願いするものです。
2点目は、パブリックコメントに寄せられた市民の声について、
その内容を、私なりに整理して見ました、すると・・・
基本計画(案)に賛成する意見: 5件、9.6%、 反対: 16件、30.7%、
判らない・記述修正・時間をかけて討議: 13件、25%、
要望事項・どちらともいえない: 18件、34.6%、となっています。
パブリックコメントに寄せられた意見は: 反対意見、記述修正、時間をかけて討議が
全体の55.7%を占めています。 賛成意見は、わずか9.6%であります。
これらの意見を考慮すれば、議案は否決されてしかるべきであります。 時間をかけて討議、の
25%を考慮すれば、継続審議とすることが、妥当であると判断いたします。
委員のみなさまの真摯なご議論を期待して,私の説明とします。
有難うございました。
2010年12月18日
公民館廃止!?委員会の様子。。。

みなさま、以下、
公民館の条例について検討された委員会に参加された方より
掲載許可を得まして報告させてもらいます。
~~~~以下報告文章~~~~
つくば市地域交流センター条例案について
きょうは、環境経済常任委員会の傍聴、有難うございました。また、公民館の行方を心配してくださっている多くの市民の皆様にお礼と報告を申し上げます。
結論から言えば、公民館を改編する「つくば市地域交流センター条例案」は、反対3名、賛成4名で環境経済常任委員会で可決されました。
それにしても13団体が名前を連ねた慎重審議を求める陳情書は、議員・行政執行部に大きな圧力になったと思います。
高野議員まで請願の各項目を請願者に説明したのか?と行政担当者に問い質していました。
市民ネットの永井悦子議員、共産党の橋本けい子議員には、ご尽力をいただきお礼申し上げます。
有難うございました。
請願者発言が認められたことは、開かれた議会にする上で突破口となると思います。
亀山大二郎、元市議さんにも請願者発言ができるよう、事前に協力をお願いしていた事もあり、発言を認める委員が多く、吉葉茂委員長が発言を許可してくれました。
議員席から発言が許され、
手続き上に不備があること、
パブリックコメントに寄せられた市民の声が反映していないこと、
そして13団体が提出している慎重審議を求めた陳情書について発言しました。
パブリックコメントの意見は、
条例案賛成は、わずか9.6%、条例案に反対あるいは時間をかけて討議が55.7%であり、
条例案には、市民の声が反映していない事を指摘しました。
このことから言っても、本条例案は否決されてしかるべきであり、
条例案が市民の声を交え討議されるよう継続審議を主張しました。
それにしても、議事の進め方が何故このようになるのか?
意識的かもしれませんが、条例案を先に討議し、採決した後に請願書採択となり、そこで請願者発言を委員会に図ったのです。
議案討議中、2回も請願者発言を挙手で要請したにも係わらず無視され、社会常識では考えられない議事進行が行われました。
条例案を賛成多数で採決した後に、私の発言を許可したのです。
いくら請願者が発言しても採択に影響せず、ただただ発言させてやる、という議事運営にはあきれはててしまいました。
こんな形骸化した運営では、いつまでたっても市民の声は生かされないことになります。
でも、きょうの初めての請願者発言の許可が突破口になって、今後に生かせる大きな第一歩になればと思っています。
13団体が連帯して市民力を発揮したように、市民の声が直接、議会に反映できるような、力強いつくば市を創っていきましょう。
2010年12月17日